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対談   山田 晃子

株式会社ヤマダクリエイティブ代表締役
NPO法人 東京中央ネット副理事長

日本橋美人推進協議会総合プロデューサー

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大島 博 氏

株式会社 千疋屋総本店 代表取締役社長
NPO法人 東京中央ネット副理事長

当主が守る暖簾

 当主の仕事というものは「自分の代で暖簾をさらに輝かせ、次の代へ繋ぐものだ」と教えられました。代々の当主たちは時代の流れを巧みに掴み、他にはない発想と先取の精神で暖簾を守ってきたのだと思います。
 五街道の起点であった日本橋は、さまざまな地域のモノや情報が流通する文化がありました。「熈代勝覧(きだいしょうらん)」絵巻には、日本橋通りに連なる店や多種多様な人々が行き交う賑わいが描出されています。
 ここには江戸の伝統や文化を引き継ぎながら、協力して街づくりを推進する大変に意義深い慣わしがあると実感しています。そして「日本橋」のストーリー性は、地域ブランドを考える上で欠かせない財産であり「日本橋美人」は、この要素から誕生したといえるでしょう。

第30号(2013年3月)掲載

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清水 満昭 氏

一般社団法人 日本橋俱楽部 理事長  
清水地所株式会社代表取締役会長
NPO法人 東京中央ネット相談役

日本橋の伝統と誇り

 江戸時代は平和により持続可能な循環型社会が維持され、安定した明るく豊かな世の中では、快適に生活していくために互いを思いやる気持ちが根付いていました。
 昨今では訪日外国人との触れ合いを重視するもてなし方が期待されていますが、それは「和を以て貴しとなす」たる文化が日本人の根底にあるからだと考えます。
 伝統文化の継承や発展は有形・無形にかかわらず、誰もが重要性を理解しており、ここ日本橋には伝統や誇りを伝えていこうという、気概をお持ちの実に魅力がある、いわば 「日本橋人」といえる名人が沢山いらっしゃる。同様に立ち居振る舞いが美事で、着物姿が美しい女性は素敵ですし、これに伴う素養の高さがあっての「日本橋美人」だと思います。

[第37号(2015年6月)掲載

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村田 和夫 氏

株式会社建設技術研究所 代表取締役社長
(現・株式会社建設技術研究所 相談役)
NPO法人 東京中央ネット前特別顧問

江戸のDNA

 江戸は人口が100万人を超えた大都市であり、諸国の人々の往来で賑わいに溢れていました。また、世界に類のない清潔な都市であったのは「Reduce(廃棄物の発生抑制)・Reuse(再利用)・Recycle(再生利用)」の循環型社会が確立されていた証しです。上下水道や河川改修などのインフラ、五街道の整備などの重要性を理解し推進してきた、江戸時代の人々の聡明さ「江戸のDNA」には学ぶべきものが多々あると感じます。
 この時代の落語や小説に登場する江戸の女性たちは、明るくお茶目で芯が強いし、情に厚く涙脆いがベタベタしません。それは日本橋の女性たちにも通じている気がしますし、颯爽として活動的であり、時に利発さを発揮できるのが「日本橋美人」だと思います。

第39号(2016年3月)掲載]

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茂出木 雅章 氏

凧の博物館 館長
株式会社たいめいけん 代表取締役社長

平和の象徴

 凧は世界中のほとんどの国や地域に存在していますが、紛争の続いているところでは凧揚げをする姿は見られませんので、平和の象徴ともいえるでしょう。泰平の世がもたらされた江戸時代に、凧は庶民の間でも親しまれ童謡「お正月」の一節にもあるように、凧揚げが正月の風物詩になりました。江戸文化を代表する浮世絵を凧絵にした色鮮やかな角凧(錦絵風)は、独自性を持った地方の伝統凧に影響を与えていきました。
 大空に舞い上がった凧の如く、日本橋の地域企業にお勤めの女性から老舗の女将に至るまで、胸を張り自信を持って働いていらっしゃるように見受けられます。そのような生き生きとして輝いている女性が、「日本橋美人」と呼ぶにふさわしい気がいたします。

[第41号(2016年12月)掲載]

​日本橋美人新聞 No56 【2023 春号】

東京中央ネット創立20周年記念・特別企画  第二弾

「東京中央ネット創立20周年」を記念して過去の対談の中から、「日本橋」と「日本橋美人」の魅力に焦点をあて、再編集したものを掲載しています。

※組織名・肩書や記事の内容は対談時のものです。

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